FMCアドカレ2021 9日目
この記事はFMC Advent Calendar 2021 の9日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/6164
昨日はももりょーさんの形から入るFMCでした
https://2019momo02.hatenablog.com/
早速いきます
(1) R' U' F B U2 B2 L' F2 R D2 F2 R F2 L F2 D' L B' F' L D U' B' L2 R' U' F
Solution: U' R' U' L2 U R U' L2 R' B L D R B2 L2 D2 L2 D2 L' U' L2 D2 L D2 U2 B2 R B2 R2 B2 R F (32 moves)
(F') U2 * R' B // EO (4/4)
L D R B2 L2 D2 L2 D2 L' U' // DR (10/14)
L2 D2 L D2 U2 B2 R B2 R2 B2 R // 3c (11/25)
insert at *: U R' U' L2 U R U' L2 // Finish (8-1/32)
EO
FB軸でEO8、LR軸でEO6、UD軸でEO6。いくつか探したが、インバースでFB軸が1手でEO4になるので、それを利用し、比較的EO後の状態がよい (F') U2 R' B を選択
BE2、CO4を目指す
DR-4e4cともいうらしいです。BEとはBad Edge、すなわちEスライス上のUDエッジのことです。思考停止しているのでEO後はこの形しか目指しません。他のDR Triggerは忘れました。L D の2手でわりといい形になったのでこれで進めます。
DR Triggerを目指す
ここで考えるのは、いかに少ない手数でDR Triggerに持っていくかという、FMCerとしてごく当たり前のことです。具体的には、Column(Goog EdgeをCOしたコーナーでサンドイッチした113のブロック)を2個作りつつ、センターをBEでサンドイッチしたもう1つのColumnを作り、最後に合わせてTriggerとする作業を、1手でなるべく多くのことを解決しながら進めます。
ここでは R B2 で1個めのColumnとセンターがらみのColumnを作り、L2 D2 L2 D2 で2個めのColumnを作り、L' で合体し、U' のトリガーでDRとしました。ここまで14手で、私としてはまあまあです。
コーナーを揃えたい(CP)
ここからコーナーを揃えることを目指しますが、今回はCPから遠いパターンだったようです。私はよほど時間がない限り、出会ったDRにしがみつきます。時間がないので。こういうときは、BBしながらコーナーが揃うことを期待します。
L2 D2 L D2 で222、U2 で223となります。ここでB2で青オレンジ黄色のペアを作り、次にR B2 R2 B2 で赤緑黄色の123を作ったところで、色々そろったなあとRしたら3cになりました。むーん。
インサート…
3cはDR的にはあまり旨味がありません。私の力では1手キャンセルさせるのみでした。結果32手で、私としてはまあ許せる範囲ですが、やはりコーナー揃えていっぱいキャンセルしたりスライスインサートしたりHTRしたいです。
スライスインサートとかHTRは憧れです。まだうまくできませんし、週1トリコンFMCだけの舐めプではなかなか習得できないでしょうね。でもこんな舐めプでもたまに1位が取れたりするDRをギャンブル感覚で楽しむのが今の私には丁度いい感じです。
他のスクランブル
やってしまったものの、特筆すべきこともないのでここで書いてしまいます。
(2) R' U' F B2 D2 L F2 U2 B2 R' B2 L' U2 R2 U' R' F2 U B' F L' B2 L' R' U' F
Solution: U L2 B2 F2 U D2 B U R2 U' R B2 R2 B2 R2 B2 R F2 D F2 B2 U' F2 R2 U B2 D R' F' B D R (32 moves)
(R' D' B' F R) // EO (5/5)
U L2 B2 F2 U D2 B // DR (7/12)
U R2 U' * F2 D F2 B2 U' F2 R2 U B2 D // HTR (13/25)
insert at *: R B2 R2 B2 R2 B2 R // Finish (7/32)
時間外別解:
(R' D' B' F R) // EO (5/5)
U L2 B2 F2 U D2 B // DR (7/12)
U R2 U' L2 R2 B2 R2 D' L2 D' R2 B2 * R2 // HTR (13/25)
insert at *: B U2 D2 F2 U2 D2 B // Finish (7-1/31)
(3) R' U' F R B2 F2 R2 U' B2 D R2 U L2 R2 D R' D2 F' D2 L F2 D' U F R' U' F
時間切れDNF
その後続けた結果
Solution: D2 R2 U R2 B2 L2 D L2 F2 U' F2 U B2 U' F2 U B2 L2 D F2 U' F2 L' D' F2 B2 U' D' F2 U B' R' L U' (34 moves)
(U L' R B) // EO (4/4)
(U' F2 D U B2 F2 D L) // DR (8/12)
D2 B2 * F2 # L2 D F2 U' F2 // 3c3e (8/20)
insert at *: B2 R2 U R2 B2 L2 D L2 // 3c (8-2/26)
insert at #: U' F2 U B2 U' F2 U B2 // Finish (8/34)
FMC Advent Calendar 2020 9日目 / 4ヶ月ぶりにFMCをやるとどうなるのか
この記事は
FMC Advent Calendar 2020 - Adventar
の9日目の記事です。12/8はokayamatさんの
FMC Advent Calendar 2020 (12/8)|okayama|note
でした。
スクランブル
R' U' F R2 U R2 U F2 L2 D' R2 U B2 U' L' U F' L R2 D' F' L' R D' R' U' F
解法
B' F2 D2 B R2 // 222 (5/5)
L F2 L2 D2 F2 L2 // 223 (6/11)
D2 F // F2L-1 (2/13)
R' B' D2 B R // F2L (OLL Skip) (5/18)
R' D2 R D2 R' B R D R' D' R' B' R2 // PLL (13-2/29)
解説
スクランブルを見た瞬間、CFOPに向いてるなと思いました。4手白クロスなので。
しかし往々にしてCFOP<BBなので、BBを試みます。
B' でペアができるので、これを活かしてみます。
F2 で対になる112を作り、D2で結合します。さらにBでインナー221を作り、R2で5手222の完成です。
ここで青橙の112が出来ているので、L2 D2 L D2 L の5手で223が出来ますが、青橙のペアを逃がすついでに L F2 L2 で緑橙ペアを作ります。そして D2 F2 L2で223ができますので、1手と引き換えにペアも出来た感じです。
このペアに対応する白緑エッジもいい場所に来たので、D2 F で13手F2L-1となりました。
このあと、EO解消のためにF' R F R' とすると、2手キャンセルして15手EO済みF2L-1となりますが、いまいち良いスケルトンを見つけられませんでした。
ここで、若干変態F2L扱いされている R' B' D2 B R を使ってみますと、なんとOLLスキップしました。
そのままR-Permを回すと、2手キャンセルの29手という、なんとも都合のいいsub30ソルブの完成です。ここまで15分くらい。残り時間で別のスケルトンやDRを試しましたが、時間内はこれがベストでした。
DRの方は、いともたやすく8手DRが見つかったので、わりと神スクランブルだったんでしょうね…。時間外で追ってみましたが、4ヶ月ぶりのポンコツなので28手止まりでした。
おまけ
キューブを解くプログラムを書いてみました。Rustに興味があったので、Rustの勉強も兼ねてRustで実装しました。
アルゴリズムやデータ構造はあえて自分で考えてみました。とはいえ、ベースとなっている考え方はDRです。神の手数の算出を試みましたが、私の頭では無理でした。
単純な幅優先のブルートフォースから、フェーズ間だけ深さ優先に切り替えたり、明らかに無駄な動きを枝刈りするなどして、なんとかパソコンで解けそうな雰囲気がしてきましたが、9日2時現在、スクランブル1はまだ解けていません。
スクショで勘弁してください…
明日になったら解けているかも…
Rustは面白い言語です。予想に反して、めっちゃコンピュータの気持ちを考える必要があります。所有権の仕組みが目新しく、可能性を感じます。今の所作法もライブラリも把握してないのでコードは汚く長いです。
改善の余地しかありません。気が向いたらもう少し真面目に調べつつ、開発を続けます。
もっと書きたいこと、書くべきこと、やりたいことはありますが、おかげさまで人生が忙しく、これが限界です。ぱたり。
追記1
zshに殺されました。というわけで、作戦失敗です。また挑戦します。
FMC Advent Calendar 9日目 / Domino Reduction にわかによる解説と失敗例
この記事はFMC Advent Calendar 2019 の9日目の記事です。
8日目はmorooka_cubeさんの FMC Advent Calendar 2019 8日目 – 人間だけどEOファーストでsub30安定したい! | morooka.me でした。
10日目はにこたまさんの FMC Advent Calendar 2019 10日目 : にこたまはこう言った です。
自己紹介
妻子ある40歳のおっさんです。2013年よりしゅうむらさんの動画に影響を受けてスピードキューブを始めました。両手20秒片手35秒くらいのへなちょこです。そんな中でも、FMCはわりと得意な方らしく、Tribox Contestでもシーズンランキング4位ぐらいだったこともありました。今回はそんな私のFMC人生を狂わせたDomino Reductionにてアドカレ初参戦させていただきます。
スクランブル
R' U' F L D B' R2 D2 U2 R2 F L2 F' D2 F' L' R' U B' L2 B L D2 R' U' F
動画
方針
Domino Reduction 縛りで行うことにしました。
Domino Reduction とは?
キューブを R2, L2, F2, B2, U, D だけで解ける状態に持っていくことです。
この状態になったときの特徴として、U面とD面が Square-1 のように白と黄色とか、青と緑のように対面の関係にある2色だけになるというのがあります。
DNFするまで
※以下、キューブの図は、手順を回す前の状態になっているので、適宜再生ボタンを押して手順を確認してください
0:00 COがやたら揃っているな?
Domino Reduction においては、最終的にCO(Corner Orientation)を揃えなければいけません。簡単に言うと、すべてのコーナーが上か下を向いている状況です(伝われ)。本スクランブルにおいては、ひと目見て多くのコーナーのCOが揃っているので、CO を先に揃える手法を検討しました。
ここではひっくり返してSuneを回してCOを直しています(本当は5手くらいでできる)。
しかしこのとき緑正面でも赤正面でも6EOで、COを保ったままこれを直すのは私には無理だと判断して却下しました。後にわかったのですが、こういうときはRouxのLSEの要領でEOを直すのがいいらしい。
0:03 諦めて素直にEOから開始
Domino Reductionも通常はEO(Edge Orientation)を揃えることから始めます。EOの数え方は1つのスクランブルに対して、正面と背面を1組として、3通り存在するのですが、どこから見ても私の嫌いな6EOだったので(最低でも5手かかるのちに少なくとも3手で揃えることができるパターンがあることに気づきました)、まず下記のEOから始めました。青正面です。
6EOは、通常3つずつ処理します。青正面にすると、すでにEOしている(EOが揃ってないことをこのように言ったりする)エッジが3つ青面にあるので、そのままBでEOを3つ直します。こうするとEOが3つ直って新たに1つ崩れるので、崩れたエッジと残った3つのEOしてるエッジを青面に集めてさらにBなどしてEO解消です。
Domino Reductionにおいて、EOをしたあとにチェックすべきはCOとBad Edgeです(この辺の用語は A Domino Reduction Guide - Google ドライブ を参考にしています)。Domino Reductionが完了するためには、E LayerにUD面のエッジが入っていてはいけません。もし入っていた場合、これをBad Edgeと呼びます。また、COもすべて揃っていなければなりません。基本的に、CO(が揃っていない)もBad Edgeも少ないほどいいです。
上記のEO手順が完了したあとのキューブを見てみましょう。UD面の候補は、白黄または赤橙です。白黄で見ると、COは7つ、Bad Edgeは4つです。赤橙で見ると、COは6つ、Bad Edgeは3つで、いずれも良くありません。
COもBad Edgeも0、つまりDomino Reductionが完了した状態に1発でたどり着くことはまずありません。その前段階として、DR Triggerという状態があります。その状態に持っていくには、下記の組み合わせのときがチャンスです。
- CO3, Bad Edge1
- CO4, Bad Edge1
- CO4, Bad Edge2
- CO0, Bad Edge2
4つ目は厳密にはTriggerではありませんが、PDR(Partial Domino Reduction)と呼ばれる状態の一つで、比較的少ない手数で解消できる組み合わせになります。
0:18 最終的に落ち着いたEO
赤正面、D' F R' D2 B' U R です。動画を見るとわかりますが、ここまでの時間のロスがDNFの一因と思われます。
UD面を青緑面として確認すると、CO2、Bad Edge2で、上記の良いパターンには惜しくも当てはまりません。こういった場合、私は数手の操作を追加して良いパターンに持っていくことが多いです。
ここでは U' B U の操作をすることで、CO3, Bad Edge1のパターンに持っていきました。
この良いパターンになれば、あとはDR Triggerに持っていくだけです。
0:20 DR Trigger そして DR完成
DR Triggerとは?
揃ったキューブに対して、U B U' と回してみてください。以下の形になるはずです。
当然ながら、この状態からU B' U' と回すと、揃います。これがDR Triggerの基礎になります。
U B U' を回したキューブは、橙F面青U面として見ると、CO3、Bad Edge1の、良い形になっています。逆に言うと、CO3、Bad Edge1の形になったら、FBRL面に相当する面は180度に限定して回すことで、COとBad Edgeの数を変えずに、上記の形、すなわちDR Triggerに持っていくのです。この際、青と緑は区別しません。
ここでは、D2 B F2 を回すことでDR Triggerに持っていきました。
あとはU B' U' を回せば、DRの完成です!
まとめると、
D' F R' D2 B' U R // EO U' B U // 3CO1BE D2 B F2 // DR Trigger U B' U' // DR
の16手でDRです。
さて、ここから先は私にとっては運ゲーとなります。基本的な方針としては、UD面に222やペアを作っていく感じです。
0:24 25手4E3c2c
4E3c2cとは、中段エッジが4つ揃っておらず、1つのサイクルを形成している他、コーナーが5つ揃っておらず、3個で1サイクル、2個で1サイクルしている状態です。こんなインサートできる気がしないので却下です。
0:26 20手3E2e6c
手数は少なめですが、2e6cとかどうやって解消するのかわからないので却下。まだ時間はあるので他を探します。
0:43 25手2E2c3c
ここまで随分時間がかかっていますが、ブロックビルディングから一旦離れ、コーナーを揃えることを検討していました。というのも、DRはエッジインサートの方がキャンセルが多く発生するようなのです。しかし、未だいい感じのエッジのみのスケルトンに出会ったことがありません…コーナー揃えるの苦手…
結局、2E2c3cという比較的私にもできそうなインサートのスケルトンで腹を決めました。残り17分、果たして成功するのか…
1:00 インサート時間切れにてDNF
途中Nパームをインサートしようとしたりしてかなりテンパりましたが、無事DNFに終わりました。
まとめと反省
今回DNFになった原因を分析してみます。
- EOに時間かかりすぎ
- DRまでに手数かかりすぎ
- DRになってからの方針が決まってない
- インサート力のなさ
たとえインサートがうまくいったとしても、40手は切れなかったでしょう。
自分の実力がDRにはまだ早すぎることはわかっています。でも、可能性を感じるので今後も引き続き挑戦していきたいと思います。
おまけ
スクラブル2: R' U' F B R2 U' L' B U' B2 D L B2 L2 F U2 F' U2 D2 R2 F U2 F' L2 R' U' F
(F L F' D' B' R) // EO (6/6) (F U B2 U2 F2 L2 D' B D2 B) // DR (10/16) (D2 F2 B2 D2 U' B2 D) // 3c3e (7/23)
これもインサート間に合いませんでしたが、続けてやったら34手になりました。
ルービックキューブ日本大会2019 FMC と DR
今回のテーマは Domino Reduction。
A Domino Reduction Guide - Google ドライブ を読んだ私の理解では、安定してsub30手を出せる解法という認識。やらない手はないということで、ここ最近トリコンで取り入れていた。
私の Domino Reduction に対する印象は、
- 取りうる状態の数が限られているとはいえ、勝手に揃っていく感が半端ない
- それだけになかなか揃わないときのもどかしさが半端ない
- コーナーはめったに揃わない
といった感じ。
本大会では、この Domino Reduction 縛りでsub30手を出すという目標を定めた。結果、
40.00 mean = 56, 31, 33
1回目 56手
スクランブル: 不明
Domino Reduction 大失敗。17手DRからの29手5cだか2c2eしか見つからず、ギリギリまで粘った挙げ句、DNFだけは避けようと、リニアCFOPでセコい結果に。
2回目 31手
スクランブル: R' U' F L2 U R2 F2 R2 U B2 R2 D U' L' B U' R' B2 D' F' D' B U F' R' U' F
sub30手はならなかったものの、DRらしい解答になったかと思う。
F D L R B // FB面EO (5/5)
D' L' D' L' B2 L' R2 // LR面DR Triggerセットアップ (7/12)
U L' U' // DR (3/15)
R F2 // square
L' R2 // 223
D2 F2 D2 F2 // F2L-2
D2 R F2 R' D2 // Finish F2L (LL Skip) (16/31)
最初はT Permになったのですが、その前に R2 Uw R2 Uw' R2 の F2L が出てきたので、これキャンセルするんじゃね?と思ったらキャンセルできた感じです。
ここで落ち着いて見てみると、Domino Reduction Guide でみた手数を減らす手法が使えそうですね?
Solution: F D L R B D' L' D' L' B2 L' R2 U L' U' R F2 U2 L U2 (L' R2 D2 F2 D2 F2 D2 R F2 R') D2
カッコ内はLR面DR後なので、LR面の回転を除いた
(D2 F2 D2 F2 D2 F2)
においても中段(ここではMスライス)の変化については影響がありません。この手順については、中段は一切変化しないので、おもむろにM'セットアップで挟んでみましょう。
(M' D2 F2 D2 F2 D2 F2 M) = (L R' B2 D2 B2 D2 B2 D2 R L')
ここでさっき取り除いたLR面の回転を戻してみると…
(L' R2 L R' B2 D2 B2 D2 B2 R D2 R L' R') = (R B2 D2 B2 D2 B2 R D2 L')
はじめ10手だったカッコ内がなんと9手になりました!
というわけで、がんばればあと1手減らせたようです。
これをもとの場所に当てはめて解いてみると、UD面(今回はLR面)を中段の色に安易に合わせるのは何の根拠もない選択肢な気がしてきます。
3回目 33手
スクランブル: R' U' F L2 B2 F R2 D2 F' U2 B2 D2 R' D' U' L' B' F2 R2 D F2 R B' R' U' F
L2 U' F // FB面EO (3/3)
R D' U' // LR面DRに向けて調整 (3/6)
B2 L2 F2 L' D2 L2 D' R2 D // DR Trigger (9/15)
R D2 R D2 // 222
U2 // square
L' // pseudo 223
F2 // pair
U2 // square & pair
F2 // 223 & 123
U2 L' // L3C (11/26)
インサートは1手キャンセル(略)
なるべく各動きの意味を追ってみた。
このように、DR後はペアやブロックが非常にできやすい状態になっていると感じるので、何もしないよりはEO、何もしないよりはDRという安易な考えに陥っている今日このごろです。
しかしどうにもパリティになってしまうのは相変わらず(個人の感想です)
PBQ2019 Tokyo FMC mo3 34.33 = 33, 34, 36
FMCの公式大会は2回目、初のmeanを残せました。DNFにならないことを心がけました。
めちゃくちゃ緊張した。
EOファーストが個人的に結果が安定するので積極的に使った。
2試技目は終了直前に24手3CPが見つかるなどした。
3試技目は2c2eインサートを試みるも、疲れからか頭が混乱し、結局2GLLに落ち着きました。
1. R' U' F L2 F2 R2 B U2 F R2 B' D2 B L U' B L2 B U B U2 R' U' R' U' F
(R2 F2 R) // EO
(D' B' D U' B) // 222
(F D F' U' F' U) // F2L-2
(D' F D F D' F' D F') // CP5
Skeleton: F D' F D # F' D' * F' D U' F U F D F' B' U D' B D R' F2 R2
insert at *: D' B' D F' D' B D F
insert at #: R' B R F R' B' R F'
Solution: F D' F D R' B R F R' B' R F2 D2 B' D F' D' B D2 U' F U F D F' B' U D' B D R' F2 R2 (33)
2. (スクランブル不明)
(F2 B D R) // EO
R2 D' F D2 U B U F2 // 222
F' B2 D2 F // 223
D' B2 D' B2 // F2L-1
D' B' D B D2 // L4C
Skeleton: R2 D' * F D2 U B U F B2 D2 F D' B2 D' B2 D' B' D B D2 R' D' B' F2
insert at *: D F2 D' B2 D F2 D' B2 #
insert at #: U2 F D2 F' U2 F D2 F'
Solution: R2 F2 D' B2 D F2 D' B2 U2 F D2 F' U2 F U B U F B2 D2 F D' B2 D' B2 D' B' D B D2 R' D' B' F2 (34)
3. (スクランブル不明)
L D R L2 F // 222
U' B2 U2 B' U B // 223
R U' R F R F' R U' // F2L-1 + EO
R B' R B // Finish F2L
B R B' R B R2 B' D R2 D' R' D R' D' // LL
L D R L2 F U' B2 U2 B' U B R U' R F R F' R U' R B' R B2 R B' R B R2 B' D R2 D' R' D R' D' (36)
カメラを止めるな 初見感想ネタバレあり
ネタバレに怯えて過ごす日々も金曜ロードショーにより終わりが来ました。
蓋を開けてみればネタバレがテーマの作品でありました。
映画を作るにあたり、なくてはならない観測者としてのカメラ。これを観る人が意識することはあまりないであろう。カメラは空気のような存在であり、演者もそれがないものとして振る舞う。映画の世界ではそれは存在しないものであり、従って演者が目線をくれることも原則としてない。
冒頭、それは確かに空気としてのカメラだった(Aとする)。視聴者に物語を伝える役目としてのカメラ。それが伝える物語はゾンビの話のようだった。カメラAは確かにその物語の主人公を捉えた、メインのカメラであるはずだった。しかし、突然入るカット。物語の舞台は実はゾンビ映画の撮影現場だったということになる。
ここで既におかしなことが起こっていることに気づいただろうか。カメラAはゾンビの映画を捉えていたはずの真のカメラBを映し始めたのである(Bのカメラマンはのちにゾンビになる酔っぱらい)。冒頭のショットはなんだったのだろうか。このときカメラBはいったいどのアングルで撮っていたのだろう?最適な画は今となっては映画撮影現場の物語を捉えているAが撮っていたはずである。Aは作品上存在しないはずなので、BとAは重なっており、カットの瞬間分離したと考えることもできなくはない。
しかし作品上、監督が再び戻ってきたシーンで違和感は確信に変わる。カメラAを指差し、その存在をほのめかした。他の演者が意識していないはずのカメラAを、監督だけが意識しているのである。この時点で、カットのあとのシーンも演技であることがほぼ確定した。この作品上、カメラAは存在する。ワンカットシーンの途中でカメラマンが切り替わることをほのめかす演出があるもこのことを裏付けている。
存在するカメラはもはや視聴者に物語を伝えるカメラではなく、それはこのワンカットシーン自体が作品中の作品であることをほのめかす。実際、冒頭の約40分間は、ONE CUT OF THE DEAD という作品中作品であった。
映画の後半は、この ONE CUT OF THE DEAD(OCDとする)のネタバレである。OCD 中の不自然だった描写やセリフの謎がここで明かされる。予定通りにはいかなかったものの、無事生中継である OCD を放送できましたというお話。
最大のお楽しみはエンドロールにあった。ここではOCDという映画を伝える役割を担っていたカメラAの活躍を見ることができるほか、このおまけメイキング映像をとらえていたカメラCの存在をも知ることができる。
OCDという作品を、視聴者と製作者という2つの視点で観られる面白さの裏には、OCDを2つの視点で演じ、撮影するという複雑さがあり、監督、役者さんともに大変だったのだろうなと思いました。